トリキュラーとヤーズの違い・どっちが良い?

トリキュラーとヤーズの違い・どっちが良い?

ヤーズは月経困難症の治療に使われるピル

経口避妊薬のヤーズは、避妊だけでなく、月経困難症の治療や、ニキビの改善のためにも使われます。

ヤーズは、正確には「ヤーズ配合錠」という名前で販売されています。一般的なピルと同じく、定期的に服用することで避妊効果を発揮する薬です。日本においては、月経困難症の治療に使用されることが多いです。

また、「ヤーズフレックス配合錠」という製品もあり、子宮内膜症などの疾患の治療に使われます。

ヤーズ配合錠が、24錠の実薬と4錠のプラセボ錠で構成されているのに対し、ヤーズフレックス錠は28錠すべて実薬です。

一般的なピルの場合、必ず休薬期間を設ける必要があります。ヤーズフレックスの場合には最大120日間連続して服用することが可能です。

ヤーズは、副作用を少しでも軽減するために、卵胞ホルモンの含有量が20マイクログラムまで抑えられています。数多く存在するピルの中でも比較的副作用が少ないのが特長です。

加えて、排卵を抑制することにより、子宮内膜が厚くなることで体の不調を抱えてしまう「子宮内膜症」の症状を改善します。

ピルには、様々な種類があります。また、それぞれのピルには特長があります。自分に合ったものを選びましょう。この記事では、トリキュラーとヤーズの違いについて解説します。

トリキュラーは初めての人向け、月経困難症の治療ならヤーズ

トリキュラーは、ピルの中でも特に認知度が高い製品です。

含有されているホルモンを3段階で配合を調整している「3相性ピル」のため、副作用が起こりにくいのが特長です。副作用が起こりにくいため、初めてピルを使う人におすすめです。一方、錠剤を飲む順番を守らなければいけないというデメリットもあります。

トリキュラーは、21錠タイプと28錠タイプがあります。どちらも、有効成分の含まれた錠剤が21錠入っています。28錠タイプは、飲み忘れ防止用の偽薬が7錠入っているのが特長です。
避妊目的で処方を希望する場合には、保険適用外となります。

ヤーズは第四世代ピルに分類されます。また、全ての錠剤に、同じ量の有効成分が含まれている1相性ピルです。

海外では、ニキビなどの治療にも効果的とされています。女性ホルモンの配合が非常に少ないため、トリキュラー以上に副作用が起こりにくいのが特長です。一方、国内では、血栓症の発症例が報告されています。

月経困難症の治療目的で処方を希望する場合には、保険適用が可能となります。

ヤーズの大きな特長は、休薬期間を挟まず、長期の連続服用が長期できるところです。

トリキュラーとヤーズは、金額も異なります。

トリキュラーの価格の相場は、病院で処方を受ける場合、1シートあたり3,000円前後です。個人輸入で購入した場合、1シートあたり、1,400円から1,800円前後です。

ヤーズは、月経困難症や子宮内膜症の治療に使う場合、保険が適用されます。保険が適用された場合の価格は2,000円前後です。一方、避妊目的で処方を希望する場合には7,000円前後です。

費用面では、避妊をするならトリキュラー、月経困難症や子宮内膜症の治療ならヤーズがおすすめです。

トリキュラーからヤーズを切り替えたい人は1シートを使い切ってから

今までトリキュラーを使用していたものの、今度からはヤーズに切り替えたいという人もいるでしょう。

ヤーズは、超低用量ピルといわれており、数多く存在する避妊薬やピルの中でも、特に副作用が少ないとされています。

「トリキュラーでも副作用が辛い」という人は、ヤーズに切り替えてみるとよいでしょう。

ここからは、トリキュラーからヤーズに切り替える方法について、解説していきます。

トリキュラーの錠剤がまだ残っている状態で、いきなりヤーズに切り替えることは避けましょう。

それぞれの錠剤には女性ホルモンが含まれています。ホルモン量の違う錠剤に急に切り替えてしまうと、ホルモンバランスが崩れて副作用が起こりやすくなってしまうのです。

トリキュラーからヤーズに切り替える際には、まずはそれまでに飲んでいたトリキュラーをを飲み切りましょう。トリキュラーを21日飲みきったあとは、7日の休薬期間を設ける必要があります。トリキュラーを飲みきってから7日後に、ヤーズを飲み始めましょう。

トリキュラーからヤーズに切り替えたあとは、用法・用量をしっかりと守って服用を続けましょう。

トリキュラーからヤーズに切り替えた後で不調を感じたら、自己判断で処理せず、必ずかかりつけの医療機関を受診しましょう。